〒422-8067 静岡県静岡市駿河区南町2-26-501
・情報の整理
・顧客管理 情報の収集・管理・活用 Ⅰ
・顧客管理 情報の収集・管理・活用 Ⅱ
・代理店のテレアポとFAXDMの活用
■情報を制する者は営業を制す
営業パーソンにとって、「情報」が重要なものであることは言うまでもありません。
しかし、どのような情報を集め、どう生かしたらいいのか、きっちりと整理できている営業
パーソンは多くないようです。
頭では「情報は重要だ」とわかっていても、実際に収集しそれを生かせる営業マンが少ないという
ことは、裏を返せば、それができればライバルに大きく差をつけられるということです。
常に問題意識を持ち、「それを解決するにはどんな情報が必要なのか」ということを、常に考え続け
ておくことです。
例えば、得意先から「おたくの商品は○○社の商品と比べ、どこがどう優れているのか説明して
くれ」と言われたとします。
その場合、自社商品と他社商品のパンフレットを並べてその違いを説明するようでは失格です。
なぜならパンフレットに載っているような情報は既に顧客も持っているケースが多く、顧客にと
っては何の価値もないのです。
では、常に問題意識を持っている営業マンの場合はどうでしょう?
偶然訪問した先が、ライバル社に加入していたとします。
その営業マンは、その商品のメリット・デメリットについて、生の声を聞き出そうとするはずです。
そして、それを整理し、情報としてストックしておくでしょう。
これはパンフレットなどではわからないお客様の生の声です。
こうした情報は、自社(店)の顧客にとって本当に役立つ情報となるのです。
このように、常に問題意識をもっていれば、これまで、見逃していた貴重な情報をしっかりと
キャッチすることができるようになるはずです。
情報はただ多く集めればいいというわけではありません。
情報を収集する目的を明確にすることです。
大切なことは「何のために(目的)」「どんな情報を」「どのように」そして「「早く」「正確な」
情報を集めることです。
そして何よりもそれを「生かす」ことです。
そのためには、集めた情報を整理し、自分の引き出しにストックしておくとともに、営業パーソン
個人だけではなく、組織の財産として情報の共有化を図り、活用による情報の精度を高めます。
それではどのように情報を整理していけばよいかを考えてみましょう。
1.情報入手先、手段
営業活動中になんらかの情報を入手したら、個人用と法人用それぞれのシートに記入して整理
をします。
まず、どこから情報を入手したのか、その相手先と入手手段を記入します。
情報の入手手段が面談によるのか電話か、または文書での連絡を受けたのかを書き込みます。
2.情報内容の整理
情報の種類の欄から、該当する内容をチェックします。その他の場合は、( )内にその内容を
記入します。
また、情報の取り扱いを判断する基準として、「信憑性」「重要性」「緊急性」の度合いを判断
します。
3.情報内容と入手状況
入手した情報を具体的に書き込みますが、そのときに注意する点は、誤解が起こらないよう、
推測(~のようだ)と事実(~である)をはっきりと示すことです。
確認できない事柄については、憶測を避け、事実を書き込むようにします。
また、「だれ」から「どこ」で得た情報なのか、またその時の「状況」はどうだったのかを正確に
記入します。
特に「状況」については、情報の信ぴょう性に関わってきますのでできるだけ正確に書き込み
ましょう。
4.どのように活用するのか
入手した情報をどのように活用するかを検討します。
またそれに伴い、今後どのような情報を入手すべきかも合わせて考えてみましょう。
例えば、「新社屋を建設する予定だ」という情報であれば、「いつ建設計画が具体化するのか」
「ライバル社(店)はどういう対応をしているのか」といった情報を収集すべきです。
5.上司による対応の判断
上記のことをシートに記入し終えたら、トップ・上司へ報告を行います。
トップ・上司は担当営業マンからさらに詳しく情報を聞き出したうえで、どのような処置を
とるかを判断します。
6.情報の共有化
このシートは営業パーソン個人だけでなく、トップへの報告はもちろん、必要に応じて社内での
情報共有化にも活用します。
このシートを必要部数だけコピーし、会議や打ち合わせ、関係部門への連絡・協力要請のために
回覧します。
新たに書類を作成する必要もありませんし、口頭で連絡するよりも正確に情報伝達ができるという
メリットもあります。
7.顧客データベースの作成
画一的なセールス活動では成果はあがりません。
そのためには、
・記憶に頼らない。
・記録としての顧客データベースを作成する。
・常に、顧客と自社(店)との関係を確認する。
・固定客化促進のためのポイントを探し、研究する。
・攻略方法・アプローチ方法を常に考える。
以上の点を材料として活用していくことが大切である。
8.顧客データベースから得られる情報のポイント
データベースを作成し、活用することによって得られる情報の主な点は、
・顧客との過去のつながりの歴史(取引年数の長さ)
・顧客の現状と過去からの成長過程。
・自社(店)のインストア・シェア
・自社(店)との取引状況の変化。
・自社(店)との現状の密着度。
・種々様々なアプローチ経過と結果。
などのポイントがあげられます。
9.顧客管理による強化体制
販売活動は、得意先(顧客)の実態把握から開始されます。
得意先(顧客)は営業マン個人の私物ではなく、自店の資産であるのです。
したがって、組織として、特に幹部が責任をもってその実態を管理しなければなりません。
10. 固定得意先の充実と拡大
(1)顧客データベースを作成する
(2)業績が向上しているか低下しているかのチェック
(3)追加情報の記入
(4)定期的なチェック
(5)検討を加え、対策を立てる
(6)会議では必ず持参し、得意先の動向報告をする
(7)対策資料として積極的に活用する
(8)継続的に作成する。
以上のように、作成することが目的ではなく、それをどう活用するかということが大切です。
これらは、なかなか継続されない傾向が強いので特に配慮し、動機づけをし、日常の動作としての
体得化がポイントとなります。
顧客管理 情報の収集・管理・活用 |
本来、見込み客・顧客情報(データ)があって初めて営業活動ができるはずだが、データ これは今に始まったことではない。 10、20年前の営業から進化していないのが実態ではないでしょうか。 お客様のことを知らずに「何を、どうやって売るのだろう」というのが正直な気持ちで 孫子の兵法の中の「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」という一文からも、敵(お ここで大事なのは、 何故、お客様の情報を集めるのか? 情報を集めてどうするのか? あなたにとって必要なのは「契約者管理」ではなく「顧客管理(法人 個人)」です。 お客様の「契約内容の把握、管理」だけでは、あなたの目的である継続した増収は 達成不可能です。 これからは、一人のお客様全体に対して1つの代理店。 言い換えると、ワンストップサービスの時代なのです。 お客様情報の収集と管理を考える上でもっとも大事なことは、以下のことを自分で ① 何のために情報を収集、管理するのか(収集の目的) ② どんな情報を収集するのか(収集の対象)
次にお客様の「管理」「ファン化」「保全」「信頼関係の発展」とは、具体的な行動と 通常代理店が行うべき基本的な業務を実行することは、もちろんですが、具体的には 「顧客管理」とはお客様に対する ① 多種目販売の実行 ② リレーションマーケティング(顧客関係の深耕)の実行 そして、そのためには、情報の収集は上記の行動と切り離さずに同時併行で行う 1)「聞く」のテクニック 情報を収集する方法として「聞く」がある。 聞き手となる営業担当者にそれなりのテクニックが求められる。 既に承知のことと思うが、再確認のために紹介します。 顧客と会った瞬間に商談の話をすることもあるが、これは、その顧客とあ 新規の見込み客を訪問し、開口一番に「いい商品ですから、ぜひとも購入 そこで、まずは顧客にとってよいニュース、あるいは当たりさわりのない話 あなたは商品やサービスを熟知しているので、ついついサービスの機能 気が付くと、1時間の商談で営業担当者が45分以上話してしまっているこ ただし、あれもこれも聞きすぎると、顧客が疲れてしまい、話す気を無くし このような場合は、話のところどころで顧客が興味を持つ情報を提供し、 「聞く」情報収集は、顧客に質問し、それに対する回答から必要な情報を よって、最低でも訪問前に質問したい事項をまとめておく必要がある。 ただし、用意した質問をすべてしなければならないと考え、顧客の話の腰 また、話しているうちに、事前に準備していた質問が的外れとなってしまう こうした場合は、準備していた質問にとらわれることなく、新たに浮かんで 顧客との1時間の商談の中で、すべての会話が最重要であることは、ほと 本当に重要な情報は会話の中のごく一部であるのが通常である。 そして、大切なのは、重要な情報を聞き出すことだから、適度に相づちを ただし、あまりに真剣にメモを取り過ぎるのは問題となることがある。 メモは紙の残るものであるため、顧客が警戒して話しを止めてしまうこと メモを取るべきなのは、顧客が話した本当に重要な情報の部分だけで十 会話が一段落ついたところで、「今のお話は○○ということですね?」といっ 1.顧客が「自分の話を聞いてくれているんだな」と気分をよくする。 2.営業担当者がフィードバックした内容について、顧客が補足説明をし 営業担当者の中には、わざと間違えたフィードバックを行い、顧客の補足 ただしこれは、一歩間違えると「理解の遅い営業担当者だ」と顧客に嫌わ 契約者管理はしていても、顧客管理をしている代理店は数少ないようです。 すでに承知でしょうが、顧客管理は契約内容の管理だけにとどまらず、一人・一企業の この管理がなければ多種目販売・顧客の固定化・単価アップによる増収は困難を要 販売チャネルの多様化により、専業代理店の環境は厳しさを増すばかりです。 保険という「形がなく、目に見えない」商品を扱うには、「形があり、目に見える」商 ・データでお客様の情報を管理する ・データで行動プロセスを管理する ・データで結果を確認する ・データで分析、フォローする ・データで重要管理項目を明確にする (1) 固定客づくり シェア・アップ戦略を成功させるカギは得意先が顧客(エンドユーザー)をいかに つまり、インストア・シェア(特定の取引先における保険契約全体のうち、自社が そのためには、得意先との強力な連携と密着をはかり、固定取引先として、イ 顧客に対して、いくら約束を守り定期訪問をしていても、それだけでは真の固定客 固定客化をはかるには、約束を守り、定期訪問をすることにプラスして、常に変化 「分からないことは、お客に聞いてみよ」、常に顧客の困っていることに耳を傾ける
顧客密着を促進するためには、その顧客との現在と過去のつながりの深さが一つ つながりの深さを保つには、その顧客と自社(店)との過去の歴史を、営業マン自身 (1) 顧客データベースの作成 画一的なセールス活動では成果はあがりません。 そのためには、 ・記憶に頼らない。 ・記録としての顧客データベースを作成する。 ・常に顧客と自社(店)との関係を確認する。 ・固定客化促進のためのポイントを探し、研究する。 ・攻略方法、アプローチ方法を常に考える。 以上の点を材料として活用していくことが大切です。 (2) 顧客データベースから得られる情報のポイント データベースを作成し、活用することによって得られる情報の主な点は、 ・顧客との過去のつながりの歴史。(取引年数の長さ) ・顧客の現状と過去からの成長過程。 ・自社(店)のインストア・シェア ・自社(店)との取引状況の変化。 ・自社(店)との現状の密着度。 ・種々様々なアプローチ経過と結果。 などのポイントがあげられます。 固定得意先の充実と拡大 ・顧客データベースを作成する ・業績が向上しているか低下しているかのチェック ・追加情報の記入 ・定期的なチェック ・検討を加え、対策を立てる ・会議では必ず持参し、得意先の動向報告をする ・対策資料として積極的に活用する ・継続的に作成する。 以上のように、データベースは作成することが目的ではなく、それをどう活用するか これらは、なかなか継続されない傾向が強いので特に配慮し、動機づけをし、日常の 個人顧客(一家族)であれば、子供の七五三や成人式、結婚式、結婚記念日、誕生日 お客様の購買意識を刺激することがますます難しくなってきています。 だから記念日をおおいに利用すべきなのです。 「購入の目的・動機」を、顧客の立場にたってこちらからメッセージし、気づかせること その商品を提案した理由、商品の特徴、今までの商品とどこがどう違うのか、そし 商品はひとつでも、顧客一人ひとりの「目的・動機」はいろいろあるからです。 その心の琴線に敏感に触れるようなメッセージを送ることができるようにします。 ここで、顧客データベース(顧客情報)が威力を発揮します。 より多くの顧客情報をデータベース化し、見込みの高い客をセグメントして、顧客一人 ・どの種目が利益頭であるか ・どの種目が利益を上げていないか を常にチェックします。 そして、 ・どれを販売強化するか ・どれを撤退するか について決めなくてはなりません。 その検討材料として、カテゴリー別の売上データ、経費データの収集が不可決である。 利益目標を決めるにあたっても、既存の各商品の利益動向とのバランスをよくチェックす 専業代理店の多くが全体挙績に占める自動車保険の割合が60〜70%以上ということ 3.顧客管理による強化体制 販売活動は、得意先(顧客)の実態把握から開始されます。 いずれにしてもベストのコミュニケーション方法は、「双方向」「一対一」「同時」の (例)封筒に返信用ハガキを入れる 往復ハガキを入れる ファックスの場合、返信用FAXの準備 E−mailの活用 重要な点は、どのようなお客様には時間をかける価値があるか、すなわちどのような 以下はお客様分類指標の一例です。 ・ 既契約の収保規模により上位○○社(人) ・ 同業者組合や地域の組織などで役員をしているお客様 ・ 取引先の多いお客様 ・ 自分の得意な業種(建設業など)の企業 等
接点を多く持つには、下記のような方法があります。 ・ 代理店ニュースを定期的に発行・送付 ・ 法人顧客で業種を絞って有用な情報を提供(FAX−DMによる「経営情報ニ ・ 個人顧客を世帯・子供の有無・年齢等で分類し、その層に有用な情報を提供 ここで注意することは情報の収集が目的となってしまわないことです。 これらの刺激を与えることによって、必要な情報をひきだすことができるだけでなく、 一人のお客様と接点をもてる時間は限られています。
その時間は最大限有効に活用しなければならない。 お問合せ・ご質問はこちら メルマガ登録(無料)はこちらから |
顧客管理 情報の収集・管理・活用 Ⅱ |
顧客との接点拡大は増収のための基本であり、多くの効果を発揮します。 ・更改落ちを防ぐ ・顧客がいつも自分のそばにいてくれるという安心感に結びつく ・クレーム(の拡大)を防ぐ ・多種目化に貢献する など、顧客との接点拡大にデメリットはありません。 しかし、一向に進まない多種目化は今に始まったことではありません。 小手先のテクニックに走り、セールス(「売る」が先行した営業)主体の活動では決して こんな活動をしていて、増収できない原因を「景気が悪い」「保険料が高い」「商品内容 保険に関する情報量はお客様の方が多いということを。 そして、保険商品で勝負するのではなく、お客様が欲して(望んで)いることを満たして 言い換えるなら付加価値です。 あなたの付加価値を高めることです。 『顧客を知る』には情報収集しなくてはなりません。 そして、顧客との接点拡大をどのように継続実行していくかを考えます。 単に直接訪問するだけでは能がありませんし、お客様も迷惑です。 限られた現有資産の中で、お客様から感謝されるにはどうしたらよいかを、社(店) どんなにIT化を進めても、人に頼ることが大きい代理店業に一番大切なことは『顧客 あなたの付加価値は何ですか?
大多数のお客様とは満期(更改)案内の一度だけ、それも郵送で済ませてしまい、 ある意味では代理店のすべきことは、お客様から情報の収集、そしてお客様への 満期案内を持参する、新商品を案内する等、手間と時間がかかるのでつい敬遠しがち 代理店業を始めた頃を思い出してみて下さい。 労力のどれ程がお客様へのアプローチに使われていたことでしょう。 今、時代は変わりました。 バブル崩壊後の低成長時代に純粋な新規のお客様を発掘していくことは、大変な そのお客様はいわば、いつでも話を聞いてくれるのです。 提案をいつも待ってくれているのです。 お客様をしっかりグリップし、そこから拡大していくことが、現在もっとも必要かつ効果 契約を締結してお客様となっていただいてから、お客様との接点はどのようなものが お客様と代理店が出会う「MOT(決定的瞬間)」が最も大事です。 お客様とのMOT(MOT:Moments of truth)をまとめてみると お客様との接点は、 ②代理店、保険会社に何等かの変化、ニーズがあった時 の2つに分かれます。 このすべてがあなたを決定づけるビジネスチャンスなのです。 すなわち、 ①訪問(来店) ②電話 ③書面 ④ファックス ⑤eメール 直接面談出来ない場合でも電話を有効に活用すると、ほとんど直接本人と会っている 又、書面、ファックスの場合は一方通行になりがちですが、なるべく返信の可能性の 中身の濃い顧客との面談時間の拡大が成約につながりまする。 その時間は最大限有効に活用しなければなりません。 そのためには、事前に自分の得たい情報をあげ、それに優先順位をつけて準備して テレアポは電話営業ではない。 テレアポはお客様との接点の持ち方の一つです。 保険商品の売り込みではなく集客のための活動であり、アポイントの取り付けを行う 実際にテレアポを行なう場合のポイント。 ・電話をしている目的、相手への納得内容を常に明確にしておく。 ・できれば鏡を前に置いて自分の表情に気をつける。顔は正面を向いて話す。 ・最初の切り出し部分は特に注意する。 ・通常より若干早めに話す。 ・自信を持って、簡潔に、丁重に話す。 ・机の上には一切書類を置かない。(気を散らさないため) ・まず電話をかけやすい相手を選び、はずみをつける。 ・継続実施のためテレアポの時間を必ずスケジュール化しておく。 ・話を始めるに際しては相手の了解を得る必要はない。 ・1回のテレアポは30分ぐらいにして集中する。 近年女性スタッフを使ったテレアポがプロ代理店の中で取り入れられてきている。 米国では店主は訪問に集中し、従業員はアポ取りに集中するという分業が進み、 電話を使う事で、見込み客との接触機会が大幅にアップします。 テレアポで見込み客を見つける場合でも、事前に対象リストを整備しておく必要が テレアポの前にDM、FAX−DM、はがきDM等を出すことでより効果的にな。 また、アポイントがとれた後のことまで考えて、なるべく効率よく訪問できるように リストが完成したら、商品を絞り込み、トークを組み立てるが、その内容はあくまで それぞれの情報がどのような意味があるのか、何につながっていくのか、何に活用するか ・ 顧客名 ・ 業種 :業種により、リスクの種類が異なり多種目販売に必須。 ・ 住所・電話 ・ FAX :創立記念日の祝電、経営情報の提供に必要。 ・ 代表者(氏名、生年月日):個人契約に繋げる ・ 所属組合・団体:組合・団体へ広げるために必要。 ・ 決算月・取引銀行:決算の直前1〜2 ヶ月はセールスチャンス(例:退職金・ ・ 資本金:企業規模の把握はリスク分析には不可欠。 ・ 売り上げ:営業継続、利益保険等の試算に必要。 ・ 従業員人数(年次推移):任意労災等の保険に必要 ・ 事業所の所在地:火災等地などに必要。 ・ 自動車購入先・車両台数:自動車保険につなげるには必須。 ・ 決定権者:効率的なアプローチの手順を組立てるために必要。 ・ 保険担当者:商談を円滑に進めるためには、特性や趣味もcheck ・ 契約のいきさつ:過去の経緯を把握することにより無駄の無い対応策を実行 ・ 招介された顧客の情報:企業のつながりを整理し、更なる深耕につなげら ・ 年度別取扱い保険料:顧客情報を長期的に管理・分析し、常にベストな商品 ・ 保険金支払い記録:保険プランをつくるのに必要 ・ 意見・苦情受付記録:次の契約のヒントになり、同じ過ちを繰り返さないため ・ 自社(店)扱契約状況:取引き状況は常にわかるようにしておく。 ・ 競合他社(店)扱契約状況:見込み度状況について記載し、契約奪取プラン ・ 社員契約状況:企業内個人の開発に必要。 そのためには、日常の作業部分を直接面談しなくても、お客さんに継続して接触して 再度あなたの就業時間の中身を検証してみてください。 そして、今からもう一度あなたの営業体制を再構築してみてはどうですか? 見直しのチェックポイントを簡単に書いておきます。 ・同業他店と同じやり方をしていないか。差別化できる商品やサービスはあるか ・ナンバーワンではなくオンリーワンを目指しているか ・対象(マーケット)を絞って(細分化)いるか ・商品を得意なもの1〜2つに絞っているか ・アクションプランは常に5W1Hで行っているか ・競合相手、人口の多いところを狙わない ・名刺、会社(代理店)案内、パンフ等は独自性があるか ・信頼性を強調しているか ・基本動作12項目(挨拶、電話の応対、整理整頓等々)は実践されているか ・あなたのサービス(それはどんなサービス)はお客様から評価されているか ・お客さんへの感謝の気持ちを行動に表しているか ・あなたの本当の売りは人間関係であることを理解しているか ・競争相手は同業者ではなくお客さんであることを理解しているか ・あなたは何業であるかを認識しているか ・出会い頭をないがしろにしていないか(フィーリングの重要性) ・業務(営業、内務)の手順は標準化されているか 1.個人に対する情報発信の重要性とDMの利用 近年、人々の趣味・嗜好はますます多様化しています。 そのため、一つのマーケティング手法で、すべての消費者をカバーすることは あなたは、消費者のそれぞれの趣味・嗜好に合わせたセールスプロモーション 中でもダイレクトメール(以下「DM」)には以下のようなメリットがあることから、 ◎DMのメリット ・予算に応じて発送量の調節が容易であること ・ターゲットを地域・年齢別などに自由に狙えること ・クーポン券などのプレミアムを渡せること ・受け取った顧客は保存が可能でいつでも読めること また、DMを送付する顧客をどのように選出するかは非常に大切なポイント。 DMを送付(ファックス送信)する顧客を選出するときに重要なのが、顧客デー 顧客データは、顧客に関する性別や職業、趣味などのさまざまな情報であり、 代理店にとっても、接客販売業同様、契約時点の売上情報を収集し、顧客管 データの蓄積をしなければ、最善の方式がでてこない。 顧客データ(個人)を収集する方法をいくつか考えてみよう。 ◎顧客データの分類 顧客データについて、以下の分類が考えられる。 ① 〜 ④:顧客属性 ①基本属性:顧客コード、氏名(漢字・ふりがな)、郵便番号、現住所、電 ②勤務属性:企業名、業種、役職、所属、勤続年数、所在地、電話番号 ③家族属性:家族構成、家族氏名、家族性別、家族年齢、家族生年月 ④性格属性:生年月日、性別、年齢、血液型、独身・既婚(結婚記念 ⑤ 〜 ⑨:顧客情報 ⑤見込み客データ:提案商品、接触日時、接触履歴(手段:訪問、TEL、 ⑥販促データ:媒体種別、実施年月日、DM印刷数、DM回収数 ⑦未契約先見込み客データ:見込みランク別フォロー(創立記念日祝 ⑧新規契約データ:契約までのアプローチ回数、契約年月日・時間、契 ⑨新規客フォロー:礼状ハガキ(送付日時)、情報提供(内容、日時)、契 当たり前のように聞こえるかもしれないが、最高の商品やサービスが常に売れるとは そのためには売り手思考ではなく、買い手思考で考え行動することです。 種目別の利益管理は、最重要テーマです。 ・どの種目が利益頭であるか ・どの種目が利益を上げていないか を常にチェックする。 そして、 ・どれを販売強化するか ・どれを撤退するか を責任をもってその実態を管理しなければなりません。 その検討材料として、カテゴリー別の売上データ、経費データの収集が不可決です。 一般的に成長段階の商品は利益を稼ぐが、保険のように成熟段階にある商品を販売 利益目標を決めるにあたっても、既存の各商品の利益動向とのバランスをよくチェック 代理店の多くが全体挙績に占める自動車保険の割合が70%以上ということも、今後 専業代理店のマーケットは中小零細事業所です。 法人マーケットを苦手とする代理店も多いようですが、個人マーケットと違い、経営者 ぜひ、法人(事業所)マーケットを得意分野にしてください。 業界では顧客満足を声高に掲げているが、その声は果たしてどれだけお客様に届いて 答えはNOでしょう。 あなたが顧客に対して「大切に扱われている」と思わせることが重要であり、そのために 例えが適切ではないかもしれませんが、古いことわざに「色白は七難隠す」があります。 あなたの得意・強み(色白)を前面に押し出すことが重要です。 弱い部分(七難)を強化することを優先するより、強みを生かすことのほうが効果が 情報の質にとらわれず、とにかく量の発信を心がけましょう。 続けている間に、精度(質)を上げればいいのです。 質を上げるには顧客に聞くことです。 「どういった内容の情報を希望していますか」と。 顧客の要望する内容があなたの手に負えなければ、その道の専門家の協力を仰ぎ、 何度も言うようですが、顧客接点の拡大=数多くの情報発信 です。
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保険代理店のテレアポとFAXDMの活用 |
ここではテレアポとテレマは大まかに同じと理解ください。 テレマーケティング(テレマ)は、自社の購入や資料請求、来店など、現在、または過去 白地マーケット(新規開拓)に営業をかける保険代理店も増えています。 主に、先に新規開拓先に資料を送付(DM、FAXDM等)しておいて、アウトバウンド テレアポはマニュアル化(トークなど)することにより、あなた自ら実施しなくても、ス 但し、訪問は必ず営業力のある人間が行なうことが必要です。 近年女性スタッフを使ったテレアポがプロ代理店の中で取り入れられてきている。 これは女性スタッフ社員の戦力化やセールスマインドの共有化、顧客対応力の リスト(データ)等にもとづき、特定の業種や団体等の構成員に対して実施するケー テレマのポイントは、訪問のためのアポイント取りとそのニーズ喚起までにとどめ、 お客様は、あなたに総合的なコンサルティング能力を期待しています。 しかし、このような期待とは裏腹に、日常の活動が作業中心となっているのが現状です。 一般の営業マンが労働時間のうち収益に直結した活動は10%以下といわれて これではどんなに経営計画で数値目標を立てても、達成できない計画で終わってし この繰り返しを今から変えていかなければならないのです。 あなたにとっての最優先課題は増収することです。 そのためには90%の作業にかける時間を短縮する仕組みを作らない限り、いつまで テレマーケティング(以下テレマ)は、作業の簡素化や、営業(増収目的)活動に欠か テレマには問合せ、クレーム等の受付け(インバウンドコール)、商品や情報の案内 増収に直結した活動をしていくためには、テレマを抜きに語れません。 それだけ、やり方次第で大きな戦力となるんです。ちなみに営業担当者の経費(1日約 (1)スケジュールの作成 営業戦略におけるテレマーケティング室の役割をスケジュール化する。 自社(店)の商品(サービス)をいかに明確にシンプルに表現できるかを含めて 重要なことは、案内する商品(切り口となる商品)を何にするかによってアポイ マーケットが法人か個人かによって違ってきますが、地理的基準、統計基準 データとしてターゲットが企業であれば(企業名、社長名、住所、電話番号、従 データ:販売データ、自社データ、商工名鑑、タウンページ、住民台帳 ○原稿作成 ・商品の性格を明確にし、キャッチフレーズを作る。 ・コミュニケーターのセリフ(言い回し・言葉使い)に気をつける。 ・業界を絞った場合は業界用語を混ぜることで効果がある。 ○テストトーク ・テストテレアポの内容を録音しチェックする。 ・最終トークの作成 ・商品名、トークとの一貫性を重視する。 ・コミュニケーターが業務に集中できる場所 ・テレマーケティングの成否はコミュニケーターにかかっている。 ・採用には十分に時間をかける。 ・初期教育の目的は、テレアポとは「興味を持っている顧客を探すこと」 決して電話営業をしない。 ・電話、挨拶、指示・命令、報告・連絡、クレ−ム対策 ・コミュニケーターの一日の就業時間は4時間ほどが限度 ・メンタルケアーの必要性 ・テレアポによって得られた情報を顧客データベースとして蓄積し、 ・データベースの構築には新規顧客だけではなく、見込み客を ・役割の明確化(内務・営業・テレマーケター) ・自社(店)にとっての最優先事項である“増収のための活動”を日常の業務の中 ・顧客データの集積が継続でき、DBM構築につながる(データの重要性の認識) ・マンパワー営業からマーケティングを取り入れたチーム営業をが確立する ・集客から顧客の囲い込みまでのプロセスを標準化 ・既存客との定期的コンタクトを保つことで、流出防止、多種目販売の効果が大 ・継続して集客していくというストレスからの開放 何と8時間労働のうち48分しか収益に貢献できていません。 残りの7時間強は会議、クレーム対応、契約書類作成等に費やされ、マンパワー営業 スーパーセールスマンでもない限り、とても目標数字の達成にはおぼつきません。 営業マンが1日に訪問できる件数が5件としたら、1ヶ月100件前後ではないでしょ この新規開拓・既存客の深堀を分業化させ、コミュニケータが分担することで1日に 彼女達は真剣に取り組んでくれます。 マンパワーに頼った場当たり営業、高コストの営業を実践しなくても、テレマにより十分 テレマはすぐ始められます。 電話・用紙・ペンがあればいいのです。 保険市場は蝕和状態です。 経済不況が構造化し、小さいパイをめぐる競争は販売チャネルの増加、多様化により、 既存のお客様を大切に守り、他種目販売や紹介という形でお客さんを増やしていく そのためには、従来のように保険会社の下請け的「保険販売仲介業」ではなく、 お客さんのニーズ・ウォンツを理解し、最適なものを最適な時に最適な方法で提供 経営の基本は顧客満足度の向上ですが、あくまでそれはお客さんと代理店そして保険 ・電話の目的はあくまで面談の取り付けである。 ・電話をしている目的、相手への説得内容を常に明確にしておく。 ・できれば鏡を前に置いて自分の表情に気をつける。 ・最初の切り出し部分は特に注意する。 ・通常より若干早めに話す。 ・自信を持って、簡潔に、丁重に話す。 ・机の上には一切書類を置かない。(気を散らさないため) ・まず電話をかけやすい相手を選び、はずみをつける。 ・継続実施のためテレアポの時間を必ずスケジュール化しておく。 ・話を始めるに際しては相手の了解を得る必要はない。 ・1回のテレマは30分ぐらいにして集中する。 あなたの会社(店)にもあるファックスはどう使われていますか? 単に書類の送受信だけに使われているのが現状ではないでしょうか。 弊社HPにもファックス活用におけるコーナーを設けていますが、1台のファックスは 集客、既存客への他種目販売、定期の情報配信を瞬時にやってくれます。 「維持現状即是落伍」の言葉にもあるように現状を維持しようという考えからは事業 販社である代理店にとって営業部門の強化は当然のことですが、小規模体制が多数 人材の採用は「なぜ採用するのか?」「採用した場合の役割は?」「費用対効果は?」 そのためには組織に仕組みがなければなりません。 PC、電話、ファックスを営業マンとして活用する仕組をみをつくりましょう。 集客から顧客管理までのプロセスを一人の営業マンに担わせることが問題なのです。 創業時代はそれでよかったのでしょうが、時代は変わったのです。 ファックスを営業の道具として活用する最初のハードルは番号の取得です。 手前味噌になりますが、私がファックス・マーケティングを始めた時は試行錯誤の連続 企業マーケットが主であったのですが、肝心の事業所データがありません。 今でこそウェブ上で無料で手に入る情報ですが、当時は今のような環境ではなかっ そこで、県下の各商工会議所から商工名鑑(会員情報)を購入し、そのデータを手 その入力した事業所データの数は3万社を超えました。 原稿内容、送信する時間などさまざまな問題が発生し、軌道に乗るまでに1年近くかか しかし、あきらめの悪い私は「意地でも成功するまでやる」と執念を燃やしたことを今 ここで誤解のないように申しておきたいことはファックスが万能だということではありま ここで、ファックス以外の営業手法であっても、欠くことのできないものがあります。 もう分かりますよね。 そうです。顧客情報です。 まず、既存客の情報(顧客情報)を集めましょう。 次に、集めたデータをどう活用するかです。 既存客へファックスを使って有益情報の発信(保険商品ではない)を継続的に行う。 初めて実施する場合、継続することを心がけることです。 続けることで興味や精度が増し、よりデータの必要性を感じるはずです。 営業会社である限り、どんな方法であろうが収益を上げていかなければならず、その 限られた現有資産で増収していくにはマンパワーに頼ったやり方から脱却しなくては 低コストで効率・効果的に新規顧客の開拓が出来れば、と思ったことはありません 名刺・カタログ・会社案内をもって、毎日毎日飛び込みをする。 それでも、継続して1日50件まわるのって至難の業です。 でももし、DMの1/10以下の値段で、確実に見込み客が得られる方法があった そんなことを可能にするのが、ファックスマーケティング(ファックスDM)です。 その見込み客に重点的に営業のエネルギーをそそいでいけるわけです。 今でも代理店の営業力を精神論や情熱論を振りかざし、『顔見世』『足で稼ぐ』と これからお話するファックス・マーケティング(FAXDM)の内容を十分理解するため DMでお客さんを集めることを考えた場合、封筒印刷・宛名書き・内容の印刷代 しかも、キーマン(購買決定者)を捜すことは、難しい問題でした。 でも、直接担当者のところに届くマーケティング手法があったらどうでしょう? 一般的に、営業マンの収益に直結する活動は労働時間中の10%以下といわれて 何と8時間労働のうち48分しか収益に貢献できていないんです。 残りの7時間強は会議、クレーム対応、契約書類作成等に費やされ、まさしくマン このことからも、FAXDMは代理店の事業所マーケット開拓に欠かせない営業手 ○開封される手間の無いファックスは必ず多くの人の目に留まる ○紙面内容が即目に飛び込んでくる視読率の高さ ○送信の時、送信原稿に「総務担当者様」と入るので、その人の手元に必す届 ○紙が媒体のため、有益なものなら捨てられず、とっておかれる □原稿について ○シンプルで解かりやすく、インパクトのある原稿。 読むのが面倒な細かい文字だらけは効果無し。 ○見出し文字がポイント。人は先ずチラシの見出しを見ます。 一般広告なら最初の3秒間で、その広告を見ようとするか、止めてしまうかを ○売り込みが強いと敬遠される。 まずは「キッカケづくり」として、自社商品サービスに興味ある人を、なるべく 無料サンプル、モニター、パンフレット、景品アンケート、先着サービス、スク レスボンス(反応)のあったお客様には、第2、第3段階のステップを踏んで、アプ ○第1ステップのPRはソフトに、より多くの見込み客を集めることを前提に考え ○個人宅の場合はFAXと電話が共有のところもまだ多いので、発信時間帯を ○キャンペーン内容等、季節に応じた内容の時は、ゆとりをもった日時に送信 ○お盆、年末年始、決算時期など押し迫った時期は避ける。 このようにファックスDMはダイレクトにお客さんの目に留まる。 あくまでもお客さんにとって有益な情報を提供することが主目的とする。 顧客との決定的瞬間を逃さず、営業マンだけに依存する営業から、チーム営業に なぜチーム営業に転換すべきなのか、その理由についてあらためて整理して考え 第一の理由は、一人での顧客対応には限度があり、顧客に不満を与えてしまう その情報を皆で利用して営業マンをバックアップし、顧客が他社に浮気してしまう 顧客は通常、会社よりも営業マンに愛着を感じて取引していることが多い。 その営業マンが担当でなくなると他社に取引を移す危険性がでてくる。 営業マン誰もがどの顧客にも対応できるようにしておけば、このリスクを最小限に 顧客があなたに電話したときに、どんな決定的瞬間を体験するのか。 プラスの体験か、マイナスの体験をするか、普通か、顧客はいずれかを必ず体験 プラスの体験は顧客流出防止につながるが、マイナスの体験は顧客を失う。 対応が横柄だったり、事務的であったり、録音テープだったり、声が暗かったり、 不特定多数の顧客から、生涯顧客まで、あらゆる顧客は、顔の見えない複数の そのためにも、営業マン以外のスタッフも、なるべく営業マンと同じ情報を、同じ |
対応エリア | 静岡・愛知県内、東京周辺 |
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