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ブランドづくりの条件と留意点 |
21世紀は、ブランドづくりの時代である。 「モノ」中心の時代は終わり、「よいモノをつくれば売れる」という時代は、もはや過ぎ 成熟社会の今日、世の中にはモノがあふれています。 モノづくりのレベルはあがり、品質のよい商品を提供できる企業はたくさんある。 単に品質がよいだけでは、消費者は「買いたい気持ち」にはならないのです。 「モノづくり」で勝っても「ブランドづくり」で負けては売れません。 人を動かす大きな力は、「モノ」から「ブランド」へとシフトしています。 消費者に選ばれるためには、モノづくり志向からブランドづくり志向へと発想を転換 しかし、中小企業の経営者からは、 「ブランドの重要性はわかるが、うちには予算の余裕もないし、そこまで手が と言った言葉が聞こえてきます。 規模が小さい、広告宣伝費もない、歴史もない、そんな中小企業でも、ブランドづく それでは、強いブランドは、どうすれば生み出すことができるのでしょうか? どうすれば、自社商品のブランドカを強くすることができるのでしょうか? 強いブランドにはどのような条件がそなわっているのだろうか? 条件1 コンセプトが明確であり、イメージが明快である。 「コンセプトが明確に設定されている」、「そのブランドのイメージが明快である」 「新聞、雑誌、テレビなどのメディアに取り上げられることがある」「インターネ 「口コミが発生しやすい」、「口コミ客が多い商品である」 そして、強いブランドをつくるためには、以下の2点が必要です。 ①どのようなブランドになりたいのか、ブランドの理想の姿、すなわち ②売り手のセンスやデザインカなどで、顧客の「感性」や「情緒」に訴求する 「こういうブランドをつくろう!」と、ブランドの理想の姿を明確に描かなければブ また、単に機能や品質が優れている(特徴)だけでは、強いブランドにはならない ブランドづくりは簡単ではありません。 以下の点の一つでも当てはまれば、ブランドづくりはうまくいかない。 ブランドづくりに成功するためには、すべての項目において、この逆をいくことです。 (1)品質管理がしっかりしていない ブランドは手段であって、目的ではない。 にもかかわらず、ブランドづくりに目を奪われ、肝心の品質をおろそかに 品質は、ブランドづくりの「土台」です。 品質に問題のある商品を販売すれば、商品に対する信頼は一瞬のうちに 手段と目的を取り違えてはいけない。 強いブランドは、成り行きまかせではできません。 「どのようなブランドをつくるのか」という明確な方向性なしに「ブランド」と ブランドづくりには「羅針盤」が不可欠だ。 消費者が有するイメージ、期待、信頼にそむく商品は、強いブランドには 場当たり的なコミュニケーションをいくら繰り返しても強いブランドはできま 統一性、一貫性がなければ、消費者の心に明快なイメージをつくることは ブランドをむやみに広げると、ブランド価値は希薄化されてしまう。 「いろいろあります」「たくさんあります」「何でもあります」ではブランドはで 強いブランドは焦点が絞られています。 一方的に消費者に語りかけるだけでは、強いブランドはできない。 消費者との情報のキャッチボールがないと、独りよがりのブランドになっ 価格の安さを売りにする商品は、強いブランドにはならない。 価格競争に巻き込まれる商品はブランドではない。 機能やコストだけによる勝負では、ブランドづくりはできない。 ブランドは、消費者の心の中にある。 ブランドは「累積」の概念であり、一朝一夕にはいきません。 ブランドは、「売り手」の前向きなチャレンジの継続と、「買い手」の経験の積み ブランドは、消費者がみたこと、聞いたこと、感じたこと、体験したことのかけ算。 どんなに強力なブランドでも、磨かなければ、徐々に陳腐化していく。 たとえば、「コカ・コーラ」は世界的なブランドの評価機関インターブランドの評価 にもかかわらず、なぜ今も、あれだけのテレビCM、店頭プロモーション、PR活動を いくら強いブランドでも、マーケティング努力がなければ忘れられてしまうおそれが 強いブランドは、常に進化をし、いつでも新鮮である。 たしかに、コカ・コーラも、マクドナルドも、ディズニーも、ロングセラーブランド ブランドにとって、陳腐化は最大のリスクなのです。 現状維持を続けていると、次第にブランドカは弱くなる。 ブランドづくりは、進化であり、チャレンジ。 ブランドに完成形はありません。 強いブランドは、育てるものです。 タネをまき、毎日水をやり、大切に育てなければ、強いブランドは生まれない
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