代理店のビジョンと経営方針

              

代理店のビジョンと経営方針

  損害保険業界では、代理店に対するコーチングなどの活動の中で「保険会社のビ
  ジョン」を代理店に示すことや、共に創造することが必要です。

  魅力あるビジョンであれば、代理店を動機づけることができ、望ましい協働関係を
  構築することができます。

  ■ビジョン

   1.経営ビジョンの構築と行動指針の明確化

    変化ある時代では、3年から5年程度の中期のビジョンを検討することで、より鮮
    明に描くことができます。

    ビジョンとは、中期の具体的な事業展開のイメージを描くものです。

    自店の目指す姿であり、経営者と従業員で共有することもその目的の一つとな
    ります。

    ビジョン構築は、経営計画作成の前段階に位置づけられる。

    また、ビジョンを実現するために日常の行動指針があり、従業員全員が共有し
    実行する必要があります。

    ◎ビジョンと目標との違い

     経営は、無限の可能性を追求するが故に、ビジョン(Vision)がなければならない。

     ビジョン、それは、目標ではない。

     目標は、長期経営計画の最終ゴールとして、数値的にくりあげられたものである。

     従って、その目標に到達するための方法のほとんどは、あらかじめ具体的に
     手順として規定されていなければならない。

     ところが、ビジョンは、それに到達したいという願いがあれば、途中の方法は後で
     決めることができます。

     だが、ビジョンはまた、願いとも違う。

     願いとビジョンの違いは、前者が行動に結びつかないのに対して、後者は今日の
     行動を決定するところにあるのです。

     ビジョンのあるなしによって、今日の行動の在り方、言い換えれば、政策や対策
     の善し悪しが判断されます。

     その判断のものさしに使えるとき、願いはビジョンに姿を変える。

     長期経営計画の目標設定以前に、まずビジョンを確立しなければならない。

     そのビジョンはある程度の数値と、たくさんの言葉で表現されなければならない。

     そうでないと、ビジョンが、少なくとも幹部クラスの人々に理解されないし、毎日の
     判断に活用されず、単なる願いに終わってしまいます。

   2.将来のイメージの作成(キャリアプラン

    長期についての経営者、家族、従業員の年令から、将来をイメージします。

    法人化、従業員の採用、事業継承などを予測します。

   3.外部環境、内部環境の分析、予測、対処(SWOT分析

    代理店を取り巻く環境、市場の変化を分析、予測し、今後の顧客サービス、サー
    ビス提供のあり方を考えて、対処の方法を明確にしていきます。

   4.中期計画および単年度計画とアクションプラン(行動計画)

    中期および単年度に取り組むべき優先事項を経営機能面と数値面に分け明確
    にします。

    経営機能面の充実を目的としており、特に充実のための経費増を明確にしてい
    きます。

    また数値面においては、経営機能面の充実をはかるための収入増を確保する
    こと、および経営ビジョン達成のための数値目標を掲げます。

    単年度計画分については、アクションプランを作成し、3ヶ月(四半期)ごとの
    フォローを行います。

  ■経営方針(経営計画)

   計画なきところに実行なし、実行なきところに成果なし

   概要

   経営計画書は、代理店が計画的に経営を推進し、目標とする成果を収めるため
   のものです。

   これは、単なる数字の羅列ではなく、その目標を達成するための、戦略・戦術・戦
   闘が具体的に示されていることが必要です。

   具体的に示されたこと(決まったこと)の進捗状況が随時チェック&コントロールさ
   れていなければ成りません。

   経営方針作成においては、全員参加が基本です。

   作成段階が、社員教育であり、経営参加の意欲昴揚を図ることになります。

   3年後5年後に実ることだけをやるのが中期経営計画

    @日常業務に追われているから大きく考えることができない

    A予測が難しく、できないときだからこそ考えなければならない

    B無駄をなくすため

    C意欲を盛り上げるため

    D必要な人材の養成

  □中(長)期経営計画

   ○中(長)期経営計画のねらい

    失敗とムダの確率をなくすこと。

    中(長)期経営計画は企業の命。

    計画がなければ、ますますムダが多くなって変革にはついていけないし、周到な
    考慮と討議がなければ、お先まっくらのその日暮らししか送れないではないか。

   ○中(長)期経営計画の必要性

    今日の経済は、変化(チェンジ)しているのではなくして、革新(イノベーション)し 
    ているのである。

    保険業界も同様に、革新につぐ革新で、その様相の変化は目まぐるしいからこ
    そ、強調するのです。

    「変革が激しいからこそ、少しでもムダな行動を避けるために計画が必要なので
    あり、予測がむずかしいからこそ、衆知を集め頭をしぼって考えをめぐらさねば
    ならないのである」。

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