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事業アイディア |
■アイディアを生み出すフレーム 社長のなかには常日頃から新しい事業アイディアを考えている方も多いでしょう。 たとえ現業が好調であってもその状態がいつまでも続くとは限りません。 次のステップを見据えた事業アイディアはつねにもっておきたいものです。 ここでは新しい事業アイディアを生み出すためのポイントについてご紹介します。 たとえば、書店ではたくさんの本を売っています。 普通に考えれば、本を売ることそのものが商売ですが、じつは、本を買う人は 顧客は本を読むことによって新しい知識を得たり、感動することを期待して本 このように考えると、書店とは単純に「本屋」ではなく、「知識提供業」、「感動提 同様に考えると、パソコン販売店は「計算処理支援業」、「インターネット環境提 このように自社が現在行っているビジネスの本質を考え、その守備範囲をでき この価値を3つの視点でさらに分解して考えることで事業アイディアの発想が たとえば本を例にすると、第一の価値は想定する顧客の読みたい内容になっ 顧客ニーズに本当に応えているかどうかという、もっとも重要な部分です。 すぐに犯人がわかってしまうような推理小説は誰も買いません。 第二の価値は手にとってみたいと思わせる形状、デザイン、材質になっている 物質としての本そのものの「つくり」が好ましいかどうかということです。 あまりに文字が小さい本や持ち運ぶのに苦労する重たい本は敬遠されます。 第三の価値は本が売られている「状況的価値」です。 書籍の分類方法がわかりにくかったり、欠品していたりすると当然売れる確率 自社で扱っている商品の価値をこれらの3つの階層で捉えて、それぞれの階 なおこの分析は新しい事業アイディアの創出だけでなく、既存事業の改善にも ◎価値の3層構造 ・付随的価値 ・状況的価値 顧客ニーズを大きく2つに分けると、 普及が進んでいるハイビジョンテレビなどは、「より高画質でテレビがみられ またこれも普及が進んでいる食器洗浄機や洗濯乾燥機などは皿洗いや洗濯 自社で扱っている商品にちょっとした工夫をすることで、これまでできなかった ここにも事業アイディアのヒントがありそうです。 ここまでは自社の商品をさまざまな角度から捉えることによって事業アイディア 事項以降では効果的な情報収集の方法について解説します。 情報を受け取ったときには「なるほど」と感じても、放っておけばどんどん忘れ しかし、事業アイディア創出のためには、これらの情報に接する際に常日頃か こうすることで膨大な情報から事業化のヒントになりそうな情報のみを抽出し、 ちょうど新聞をスクラップするように有益な情報のみを蓄積していくわけです。 そして、抽出した情報は端的なキーワードなど、何らかの形で記録として残し 実際に事業アイディアを考える際の「ネタ帳」として活用するためです。 すぐに思いつくのは、自社が属している業界の情報でしょう。 同業他社の新商品などの情報は、当然気になるところです。 実際にこれらの情報に注目し、業界紙や専門誌を購読している方も多いでしょ しかし、まったく新しい発想を得るためには、世の中全体の流れ、つまりトレン ビジネスとして広く受け入れられる事業アイディアを生み出すには、世の中全 たとえば、トレンドとしてすっかり定着した「癒し」という言葉について考えてみ 「癒し」という抽象的な言葉からは一見するとビジネスアイディアは浮かんで来 しかし、実際には最近は「癒し」を目的にしたビジネスがいずれも好調です。 たとえば「ペット関連ビジネス」、「マッサージ」、「岩盤浴」、「家庭用プラネタリ それぞれ売る商品やサービスそのものは違っていますが、ストレス社会に生き ちなみに「癒し」以外に最近注目されているビジネスに応用が利きそうな たとえば、 しかしながらようやく景気回復の実感をもてるようになった人のなかには、「高 同じトレンドのなかでも必要とされるニーズは微妙に変わっているのです。 このように、「世の中全体のトレンドは何か」、「そのなかで今必要とされている トレンドとは先にあげた「癒し」のようにはっきりとした根拠があり、長期的に安 一方ブームとは、確かにはやってはいるがその根拠がよくわからなかったり、 事業アイディアに結びつきそうな世の中の現象を「トレンド」と捉えるか「ブー トレンドと捉えるのならば、じっくりと腰を落ち着けて長期的・本格的に取り組む しかしブームと捉えるのであれば、事業化は見送るほうが無難でしょう。 なぜなら「ブーム」に気づいた段階から自社が追随しても実際に事業化できる 自社にそのブームをとらえるだけの経営資源がすでにあり、ほとんど時間的ロ ここで逆張りの発想の典型例を紹介しましょう。 ある靴の貿易商の話です。 嵐で船が流されて、文明の発達から取り残された離島に漂着してしまいまし つまりこの段階ではこの島のトレンドは「素足」なのです。 そのときその貿易商は次のどちらの感想をもつでしょうか? あくまでトレンド重視で考えれば貿易商の選択肢は①しかありません。 しかしあえて自らがトレンドを切り開く(靴文化を根付かせる)という気概があれ これとは逆にトレンドとしては終焉を迎えつつあり、同業他社が相次いで撤退 たとえば、レコードプレイヤーはあっという間にCDプレイヤーにその座を奪わ 急速に市場は縮小したとはいえ、消滅したわけではありません。 撤退企業を尻目にあえて参入し、小さい市場を独り占めすることも可能なので 1.地元の特性を理解する とくに中小企業の多くは地元を基盤に活動しているので、そこに住んでいる人 世の中全体のトレンドを把握したうえで、活動する地域の特性に合わせて事業 総務省が発表した「家計調査」(平成16年〜平成18年の1世帯当たり年間の 岐阜市では実に宮崎市の7倍以上の支出をしているわけです。 岐阜市の1回あたりの喫茶代が極端に高いとは考えにくいので、岐阜市民は 一方、同じく総務省による「事業所・企業統計調査」で両市の喫茶店の数(平 もし自社で新規事業として喫茶店ビジネスを展開することを検討するとしたら、 このように事業アイディアを考える際には、実際にそれを展開する地域の特性 なお、地域特性を把握するためには、すでにあげた「家計調査」や「事業所・企 国勢調査では平日昼間の人口や住んでいる人の数が市町村単位でわかるの さらに、朝日新聞社が発行している「民力」という書籍も非常に参考になる。 「民力とは生産・消費・文化などの分野にわたって国民が持っているエネル 自社の基盤である商圏の特性を把握するうえで、大変参考になるでしょう。 平成27(2015)年国勢調査
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静岡・愛知県内、東京周辺を中心に中小規模企業の問題解決支援としてマーケティング・業務改善・リスクマネジメント
企業運営に欠かせない3つの仕組みづくりを支援いたします。
経営者にとって重要課題は会社をつぶさないことです。
しかし、毎年1万件以上の中小企業が倒産に見舞われています。
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