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ポカミスの原因と対策 |
■ミスが発生しやすい時間帯とその対策 現場では、どういうわけか午後2時〜3時に最も「ポカミス」が多く発生する。 入力作業でも入力の欄を間違えたり、数字の桁を間違えるのです。 対策は自分自身を叱咤して「集中力」を確保することです。 「集中力」の持続時間の短い人に「ポカミス」が多いから、このようなタイプの人 会社として「リフレッシュ・タイム」を設けて体操をしてもらったりコーヒー・ブレイク ミスをさせない空間、環境の設定が効果があるのです。 特にこの時間帯は「セルフチェック」を入念に行う癖をつけてほしい。 仕事の区切りごとに「セルフチェック」を必ず励行することで「ポカミス」は自分で発 誰でも最大限「慎重さ」なるコンピテンシーを発揮する時間帯なのです。 仕事を一時中断したり、離席後に席に戻って仕事を再開するときに「ポカミス」が 仕事をやりかけていて、休憩時間になる、昼休みになる、上司に呼ばれる、電話 このような場合、仕事を中断したり、離席する。 そして仕事を再開するときにワナが待っているのです。 対策は「離席管理」をしっかりやること。 仕事の中断や席を離れるときは、どこまでやりかけたのかをしっかり分かるように その記録を確認して再開するようにすれば、ミスは激減できるのです。 「離席カード」を作成し、席に戻ったらどこまでやりかけていたかをしっかり確認し 全社的に「離席カード」を活用することをお勧めします。 仕事の中身、仕事のやり方そのものが間違いやすい、あるいは勘違いしやすい 組立現場には部品を反対に取り付けようと思えば取り付く構造や部品がありま そして必ず取り付けミスがある確率で発生するのです。 事務の仕事にもミスを誘うソフトや不明朗な手順があります。 これも「仕事の設計(ワークデザイン)」に欠陥があると考えるべきだ。 部品の取り付けミスを撲滅するなら、反対に、あるいは逆には絶対に取り付かな しかし、設計者はなかなかこれを実行したがらない。 そして現場の作業ミスだと言い張るのです。 この場合は、あらかじめ取り付ける部品の「方向性」を決めて作業台に一旦置い そうすることで取り付けミスは激減するのです。 入力ミスしてもアラームを発してくれたり、「これで間違いないですか」と警告を発 セルフチェックを促すことは、ミスに気付かせる上で有効です。 ポカミスが発生しにくいように仕事のやり方、仕組みを盛り込んで「ワークデザイ 4Mの変更はポカミスの温床になっている。 4Mとは、Man(人)、Machine(設備)、Material(材料など)、Method(やり方、 これらが変更になることは製造現場では日常茶飯事です。 中でも「人が代わる」、「やり方が変わる」の二つは最もポカミスに敏感です。 つまり不慣れが原因と言うわけです。 「何かを変えたらミスが起こる」と考えてほしいのです。 やむを得ずオペレーターが変更になる場合は、対象者にしっかり教育訓練して、 見本を見せて「この通りやってくれ」ではミスの元だ。 技術的にやり方が変更になる場合も同様です。 「5S」は誰でも知っている「整理、整頓、清掃、清潔、躾」のこと。 「言うは易く行なうは難し」で実際できていない現場が多い。 「5S」と「識別表示管理」は一体と考えてほしい。 「5S」ができていない現場はミスが多発することになっているのです。 製造現場なら作業台の上をキッチリ「5S」を実施し、全社運動として定着させるこ 事務部門においてもデスクの上や書類、パソコンのファイルやドキュメントを常日 問題が起こると「言った」、「言わない」、「聞いた」、「聞かない」の言葉が飛び交う 明らかに「報連相不足」だ。 つまりコミュニケーションがなっていない。 そして責任のなすり合いが始まる。 ホウレンソウとは、「報告」、「連絡」、「相談」のこと。 つまり、密接なコミュニケーションを常に図ることを習慣化することです。 意思の疎通が図られればチームワークがよくなり、連係プレーが可能になるのです。 日常的な定型作業は同じことの繰り返しだが、たまにやる重要かつ特別な仕事や 段取りができていないからやるべきことを忘れたり、もの探しであっちにうろうろな ミスを誘うばかりか効率も悪い。 「段取り」をキッチリやってから着手すること。 効率がよく、しかもつまらないミスは激減できるのです。
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