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ルートセールスにおける営業パーソンの育成 |
1.新時代の営業パーソンの役割 しかし、顧客企業や店舗では、EOS(※)ネット発注の導入が進み、商品代金 このような新しい環境のなかで、 ※EOS(Electronic Ordering System)……POS(バーコードを使用した販売 リテールサポートとは、商品や競合状況などの情報提供に加え、販売促進活 リテールサポートを行ううえで重要なことは、「自社の取扱商品を増やすため リテールサポートは短期的な売上増をめざすものではありません。 徹底した支援によって強固な信頼関係を構築し、顧客にとって自社がなくては また、今後のリテールサポートは加速する消費者ニーズの変化に対応するた そして、そのなかでリーダーシップを発揮できる企業こそが、同業他社に打ち このように、ルートセールスにおけるリテールサポート力を強化するには、 商品知識、業界知識など専門分野に関する知識に加え、 になります。 ○業界専門知識 業界動向、商品、物流、販売技術に関する知識、EC・ネット通販などの 財務分析、マーケティング、店舗開発、組織運営、人材育成に関する 問題解決思考技術、企画・提案力、折衝力など 1.人材育成方法の種類と特徴 一般に、人材育成の方法には、 (1)OJT (2)Of f−JT (3)自己啓発 の3つ(能力開発の3本柱)があります。 「ルートセールス営業パーソンの育成」というテーマに取り組む際には、上記3 なぜなら、従来のルートセールスしか経験のない上司、先輩社員がOJTでリ 前述した通り、リテールサポートを行うためにはさまざまな知識や技術が必要 育成プログラムは、次のような点に留意して作成します。 (1)十分な動機づけを行う いかに優れた育成プログラムを作ったとしても、営業パーソン自身がやる 「業界はどのような状況になっているのか」、「会社としてどのような人材 業務経験年数や職位と照らし合わせて、どの時点でどのようなことができ 必要な知識や技術とそれを習得させる時期が決まったら、それに合わせ て計画をたてます。 そして、習得させる知識や技術ごとに、それらの教育方法を決めます。 (4)業務での実践状況と教育計画を見直す 知識や技術を身につけることが目的ではなく、実際にリテールサポートを したがって、業務の現場でリテールサポートがどの程度行えるのか、遂行 効果が出ていないようであれば、その他の要件もふまえながら、教育訓 いくら教育訓練を熱心に行ったとしても、営業パーソンが育つ環境がなければ教 次の環境が整備されていることが、営業パーソンの育つ条件になります。 <営業パーソンの育つ条件> (1)評価制度の確立 短期間で能力を高めたり、的確なリテールサポートで取引先の業績を向上さ 能力や実績を客観的に評価し、それらを処遇に反映させる評価制度の導入 具体的には等級ごとに必要な能力の要件を定めた「職能資格制度」や、業 (2)能力を発揮しやすい労働環境 取引先を支援しようという意欲があっても、従来のご用聞き的な業務に忙殺 会社としてリテールサポート力を強化するというのであれば、単純業務を 教育訓練をしただけで実際のリテールサポートメニューがなければ、リテー また、効果的な棚割やEOSなど、全社的な対応が必要なシステムの導入に したがって、会社としてどのようなリテールサポートを行うかを検討し、リテー また、このメニューは単に「○○を○○する」といった行動レベルのメニューだけ さらに、実際のリテールサポートを行うなかで、当初予定した以外のメニュー
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対応エリア | 静岡・愛知県内、東京周辺 |
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