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社長のマイカー通勤 |
■社長のマイカー通勤はリスク □社長の行動も経営リスクの要因 会社経営を取り巻くリスクは次のようにさまざまです。 外部環境:法改正による規制強化、法令違反、取引先の倒産、天災など 会社は、事前にリスクが顕在化する可能性と、リスクが顕在化した場合の被害の大きさ 例えば、公式の場での社長の発言・態度が適切でなければ、企業の評価が低下して また、社長が事故に遭ったり、病気になれば、一定期間、経営の現場から離脱せざる 社長はこうした点を十分に意識し、日ごろから注意しなければなりません。 それは「通勤」も例外ではありません。 例えば、社長自らが自動車を運転して通勤する途中に交通事故に遭った場合、状況 近年、交通事故件数は減少傾向にありますが、いまだ年間60万件前後の交通事故 社長がマイカーを運転して通勤しているときに、何らかの形で交通事故に関与する 社長が交通事故の加害者になった場合を想定し、その影響を考えてみましょう。 社長が交通事故の加害者となった場合、事故の大小に関わらず、その事実が明るみ また、それが死者や重傷者が出てしまうような重大な交通事故であった場合、刑事上、 その内容は被害の大小などによって異なりますが、ここでは、社長自らが自動車を 交通事故で他人を死亡させてしまった場合、運転者は過失運転致死罪に問わ これが確定すると、7年以下の懲役・禁固または100万円以下の罰金が科さ また、制限速度を超過するなどしてことさら赤信号を無視する、アルコール・薬 これが確定すると、1カ月以上15年以下または1年以上20年以下(注)の有 民事上の責任は、交通事故の被害者や遺族に対する損害賠償です。 交通事故の状況や被告の大小によって損害賠償の内容は変わってきます 通常、賠償金は損害保険を利用して支払いますが、任意保険の補償金額で 重大な交通事故を起こした社長は社会から強く非難され、通常、社長の立場 会社は後継者を決めなければなりませんが、交通事故は突然起こるものであ 社長の交代時は、一時的とはいえ上層部の意思決定が遅れ、資金調達など また、特に事故対応の初動において、内外への対応を間違えると、失った信 社長が交通事故の被害者になった場合を想定し、その影響を考えてみましょう。 社長が交通事故の被害者となった場合に最も問題となるのは、社長が死傷して執務 無傷もしくはごく軽傷であれば幸いですが、入院や自宅療養を余儀なくされる場合、 けがの程度によっては、病院や自宅から社長が指示を出すこともできるかもしれませ また、運悪く社長が死亡してしまった場合の影響はより大きくなります。 前述した通り、交通事故は突然起こるものであり、ほとんど準備をしていない状況で 参考に警察庁「交通事故発生状況」より、座席位置別の交通事故による死傷者数 交通事故全体をみると、座席位置による致死率に大きな差はありませんが、シート このように、一定の条件下では運転席の致死率が他の席に比べて高くなる傾向が 1.専任の運転者を持つ 社長自らが自動車を運転して通勤する途中に交通事故に遭った場合の問題 社長が交通事故に遭うことが会社経営に与える影響は大きなものであり、事 その代表的なものとなるのが、専任の運転者を持つことです。 交通事故の加害者となってしまった場合の責任は、原則として運転者が負うこ 専任の運転者を雇用すれば、社長自身が運転するときに比べて社長が刑事 実際、大企業の多くは専任運転者を雇用しており、社長が自ら運転する機会 社長が自動車を運転するということが企業にとって重大なリスクであると認識 また、専任の運転者を持つことの副次的な効果として、社長の疲労軽減が期 通いなれた経路とはいえ、自動車を運転するのは疲れるものです。 運転を専任の運転者に任せておけば、移動中、社長は疲労を回復することが 専任の運転者を確保する方法は、自社で雇用する方法と外部業者に委託す いずれを選択するかば会社の考え方で変わってきますが、運転技術の高さや 会社の社用車などの運転を受託する業者は、「自家用自動車管理業」と呼ば 自家用自動車管理業者は、運転・整備・事故対応など、社用車の管理に関す 自家用自動車管理業の業界団体である日本自動車運行管理協会 自社が専任の運転者を持つことで、社長自ら自動車を運転して交通事故に 会社が社用車を持ち、自家用自動車管理業者と契約するにはコスト(個々に ただし、自家用自動車管理業者を利用するとはいえ、社長が同乗している自 また、いわゆる「使用者責任」などを問われることもあり得ることを忘れてはな
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静岡・愛知県内、東京周辺を中心に中小規模企業の問題解決支援としてマーケティング・業務改善・リスクマネジメント
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