記入式アンケート導入の留意点
 

  ■記入式アンケート導入の留意点 

   個人情報保護法が施行され15年が経つが、漏えい問題は後を絶たない。

   施行当時の個人情報保護法は、5000件以上の個人情報を取り扱う事業者は「個人情報取扱
   事業者」となり、利用目的の特定や適正な取得、第3者への提供制限など、様々な

   義務が課されるほか、本人からの開示、訂正、削除などの請求に応じなければなら
   ない。

   しかし現在では、取扱件数に関係なく個人情報を個人情報データベース等として
   所持し事業に用いている事業者は個人情報取扱事業者とされるようになりました。


   記入式アンケートの導入に当たり、「個人情報保護法」に注意しておく必要があります。

   消費者は身に覚えのない業者から送られた場合、名簿からの削除など改善を要求
   することができる。

   送信元に改善が見られない場合は、関係省庁の大臣が勧告や命令を行うことになる。
 
  □記入式アンケートを導入する際には「指針」を設ける

   顧客情報の利用

    お客様にご記入いただきました個人情報は、当社の取り扱う商品の購入をご
    検討されているお客様に、当社の取り扱い物件および商品に関する情報をご
    提供させていただくため、または、マーケティング調査などのアンケートを
    送付させていただくため、利用させていただく場合がございます。
 
    ダイレクトメールまたは電子メールなどの発送業務の代行については、当社と
    機密保持契約を締結している業務委託会社に依頼する場合があります。

    お客様がこれらの情報の受領をご希望されない場合は、当社にご連絡をくだされば、
    お客様への情報の提供を遅滞なく停止いたします。

   このように、アンケートには収集の目的を明記するとともに、データの用途(市場
   分析なのか、DMなど自社の販促に使用するのか)を明らかにしなければならない。

   目的を明らかにした以上、この後のデータの利用は表記内容に従わねばならないの
   は当然である。
 
  □アンケート作成の注意点

   1.できるだけ簡単なアンケートにすること

     アンケートは顧客が紙などに記入する作業が必要となる。このため、アンケー
     トは顧客が煩わしいと感じないように、簡単な選択式などにする必要がある。

     さらに、アンケートを必要以上の項目を設けると、過剰な情報取得自体が問題
     になることさえある。

   2.自由記入欄は最後に

     文章を記述するのは時間がかかるので、アンケートの最初に自由記入欄を配 
     置すると顧客が煩わしさを感じる。

     このため、自由記入欄はアンケートの最後に配置し、顧客に時間などの余裕
     があるときに記述していただくようにする。

   3.粗品などを用意すること

     アンケートに協力した顧客に対しては、粗品などのの謝礼を用意すると顧客に
     良い印象を与えることができる。

  □アンケート調査のサンプル

    Q1.事故や問合せなど必要なときにすぐ連絡は取れていますか?
     (大変満足 やや満足 どうともいえない やや不満 大変不満)
 
    Q2.保険内容についてのお問合せの対応やアドバイスはいかがですか?
     (大変満足 やや満足 どうともいえない やや不満 大変不満)

    Q3.新しい保険に関するご案内や情報の提供は随時行われていますか?
     (大変満足 やや満足 どうともいえない やや不満 大変不満)

    Q4.現在ご加入の保険の見直しや、他に必要な保険の案内等は随時行わ
      れていますか?
     (大変満足 やや満足 どうともいえない やや不満 大変不満)

    Q5.ご継続(更改)について、ご案内の内容や時期はいかがですか?

    Q6.その他特にお気付きの点がありましたら、ご記入ください。

   ご協力、誠にありがとうございました。
   お礼といたしまして、小冊子「我が家のライフプラン」 を進呈させて頂
   きます。

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