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営業における情報管理 |
営業担当者の仕事は、会社の情報を顧客に伝えると同時に、顧客の情報を会社に 顧客は会社の財産であり、個人のものではありません。 顧客情報をチームで共有する仕組みがなければ、営業活動は成り立たなくなり、 全員で情報を共有し、チームや部署、ひいては全社で顧客に対して提案していく また、情報管理をIT化することで、商談が終わった案件に関しても、どこでチャンス 現在進行形の案件に関しても、どのように進み、何がネックになっているかが見え □情報管理をする上で集めるべき情報 既存先であれば、販売実績、請求方法といった顧客に関する基礎情報を入力する。 これに、業種ごとに必要な情報を付加する。 例えば、値引きが多い業態であれば平均値引き率の情報など、商談を進める上で 必須情報は面談者、キーパーソンの役職、名前、案件(ニーズの内容)、案件の 新規であれば顧客訪問のきっかけなどを入力していく。 また、競合情報、受注のためにネックとなっている要因、顧客の戦略など、訪問で 履歴情報には、知り得た事実を入れていく。 ここでは、時系列で記入し、情報を管理することがポイントになる。 また、競合の動きを具体的に書くと、全社で情報が共有できる。 営業担当者一人では、目の前の競合を自分の目線でしか意識できない。 しかし、情報の見える化を進めることで客観的に他社と自社のポジショニングなども 顧客との接触履歴をセールスプロセスごとにまとめる。 営業担当者が顧客に何をして、どのような状況にいるのかという形でまとめていく。 プロセス進捗の欄には、アプローチ、プレゼンテーション、クロージング、ランク、 見積書、提案書、資料などを提出した場合は、その内容(データ)も添付する。 そして、受注予定日、受注金額も入力する。 また、商談の段階で受注に至らないこともあるので、受注できなかった場合でも、 ソート機能をつけ、企画書、見積書などをテーマ別に検索できれば、似た案件が ここでのポイントは、プロセスの進捗を入力後、商談中に感じた推察を記述する その推察をもとに、次回のアクション予定を記述していく。 こうすることで、営業担当者自身がどう感じ、どう考えたかということと、顧客が 最初は間違ってもよいが、うわべだけでなく、顧客の頭の中を探っていき、次の 外面からは読み取れない、顧客の本音の中で何に引っかかって、どうすれば これが見えないと営業のプロセスが分からず、よい方向に改善するのは難しい。 また、チームリーダーは顧客管理でプロセスが見えるので、結果だけでなくプロセス 数値目標を設定するだけでなく、プロセスも「どのような活動をすると評価されるか」 例えば、「決定権者に提案書と見積書を提出し、いつまでに結論を出したい」と こうすることで、質の高い行動をしている営業担当者がより評価され、結果に これが、行動の質を伸ばしていく仕組みとなります。 例えば、経験の少ない営業担当者は、成功事例や失敗事例を分析することで、 また、営業チームのみならず、ほかのチームや部署からもアドバイスをもらうこと 多くの中小企業がデータの重要性、価値を認識していない。 PCを活用して営業成績を上げるには、営業現場での有用な情報を、誰でも簡単に 営業に関するすべての情報を一元化・統合化する営業用のデータベースを作成 営業スタッフは、まず営業の事前準備として、自社のデータベース・システムから、 そして得意先を訪問し、帰社後訪問の結果をデータベースに入力する。 このような仕組みが、営業に欠かすことのできない営業支援システムです。 従来のマンパワーからチーム営業へ取ってかわる。 その結果、営業の生産性が飛躍的にアップするようになるのです。 電子手帳やパソコンがない時代、営業マンの情報管理は手帳・顧客管理台帳で 得意先に関するデータは営業マンが自分で管理していたわけです。 マーケティング型顧客情報管理といえるものは、少なくとも次の条件を満たしていな バラバラにあちこちにデータが保管されていたのでは、顧客の本当の顔が見えて 契約データばかりではなく、接触データもすべてひとつのデータベースに記録する。 ・いつ、誰が、何の用件で電話してきたか、その電話に誰がどのように対応し ・営業マンはいつ、(どの部署の)誰に、どんな目的で接触したか ・その結果はどうだったか ・その見込み客・既存客先の最新状況はどうか ・その見込み客との提案(販売)段階は、いま、どの段階になっているか ・いつ、(どの部署の)誰から、どんな内容を、言ったか 顧客への営業活動そのものも、チームで共有し分担することが必要です。 大切な顧客への接触を営業マン個人に任せっぱなしということは、情報の価値を なるということをあなた自身どれだけ認識しているかです。 最近、個人情報の漏えい事件の多発により情報に関する取扱い規制が厳しくなっ しかし、単に情報を集めるだけではお金になりません。 5W1Hに基づき、どんな情報をどのように活用するかがカギとなります。 データベースの構築はあなたにとって最優先に実行すべき課題です。 大きなクレームがあった時、迅速に対応し、今後の教訓にしていく企業は多いはず しかし、それは顧客の不満の一部分を解消したにすぎません。 顧客が発した「声」を情報としてまとめることで、顧客の本音が見えてきます。 そのためには顧客の声を要望の種類や担当部門ごとに分け、入力します。 例えば、営業活動、商品、納期、価格に関する要望やクレーム、顧客からの評価、 この時のポイントは、ささいなことでも記録することです。 例えば、「うちの商品は高付加価値だから価格が高くて当然」という考えでは、「『御社 それでは顧客の評価は反映されません。 一定期間、顧客の声を蓄積することで、顧客の「真のニーズ」が見えてくるのです。 その要望は、会社として的確な行動を取る判断材料となります。 顧客の話を冷静に聞いた上で、その判断材料をもとに、どのような対応が適切かを すると、場当たりな対応がなくなり、早期に対応すべきことか、将来的な課題か、 つまり、声の大きい顧客を最優先し、冷静に対応を求める顧客は後回しにすると 1.情報管理で得たキー情報を分析し、活かしていく また、成果を上げている営業担当者の見えなかったプロセスも分かり、ほ またリーダーは、各営業担当者の行動に対して、現状分析した上で、より そして、行動することで実際の経験も加わり、経験値が増えていく。 案件に関わる営業の動きが見えるようになり、常に顧客をより理解・分析した そのため、「この状況では過去の傾向から別の商品やサービスを提案した 顧客開発戦略を練った後、ターゲットとなる新規顧客にさまざまなプロモーシ 成約率などから、次回はどのプロモーションを展開するか選択と集中をし、 ここで効果が出ると、次のプロセスでスムーズに事が進み、効率的な営業が 例えば、各営業担当者の行動計画、案件のプロセスをチェックし、質を変える そのためには、常に現場に目を向ける必要があります。 その上で、各営業担当者が自身の行動を常に改善しながら、オリジナルの 営業チームとして、「妥協することなくメンバーが仕組みの中で努力すれば リーダーは、メンバーと密なコミュニケーションを取り、成功事例も失敗事例も |
静岡県静岡市のビジネス・ソリューション㈱です。
静岡・愛知県内、東京周辺を中心に中小規模企業の問題解決支援としてマーケティング・業務改善・リスクマネジメント
企業運営に欠かせない3つの仕組みづくりを支援いたします。
経営者にとって重要課題は会社をつぶさないことです。
しかし、毎年1万件以上の中小企業が倒産に見舞われています。
「知っていれば」「対策を講じていれば」倒産せずに済んだはずの企業が数
多くあったことを、私どもは見聞きしております。
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