会社の健康状態をチェック
  

  あなたは、年に1〜2 回、健康診断を行なっていると思います。

  社員の健康診断も法律で義務付けられています。

  また、自動車も車検を受けて合格しないと運転できませんし、コピー機なども業者が
  定期的に点検をしているように、会社経営における重要な部分は定期的に「健康診断」
  を行なっています。

  では、「会社」に関しても健康状態を再確認するための診断を行なっているでしょうか。

  たとえば、医師の診断を受けるように、毎年外部の目から会社の健康状態を見るため
  の診断を受ける、あるいは自主的に会社の状況を診断しているでしょうか。

  大企業であれば監査役や会計士によるチェックがなされていますが、中小企業の場合、
  外部の視点から診断を受けているケースは少ないといえるでしょう。

  会社の健康をチェックし、健康状態をつかむのは社長や経営幹部の重要な業務です。

  ぜひ、自社の健康診断、現状の再認識を次のような視点から行なってみてください。

 

  経営者・経営幹部のマネジメント能力チェック 

   企業が未来にわたり存続・発展していけるかどうかは、経営者や経営幹部が自社を
   どのようにマネジメントしていくかによるといっても過言ではありません。

   自社トップ層のマネジメント能力の点検をお勧めします。

  業務管理チェック 

   業務を合理的・効率的に運営していく経営管理が求められています。

   そのためにはコスト管理、業務改善、社内ルールの整備、情報管理など、適切な 
   マネジメントを進めていくことが欠かせません。

  経営計画のチェック 

   企業は『将来のあるべき姿』であるビジョンを描くことは大切です。

   これを基に中期経営計画や年度計画を策定され、企業の経営目標や行動指針が
   明示されます。

   経営は、マネジメントサイクルである「PLAN−DO−CHECK−ACTION」を回して
   いくことです。

   その基本は「PLAN」= 計画

   年度計画を策定することがマネジメントサイクルを回していくための第一歩となるので、
   年度計画が作成されているかどうかは会社の経営力をみる大きな診断要素です。

   経営計画の策定、現状の経営計画を見直す際に活用ください。
   
  市場環境のチェック 

   時代の変化とともに自社の事業のドメイン(分野、範囲など)は変化していきます。

   自社の事業のお客さまは誰であるか、どのような商品・サービスをそのお客さまに
   提供するのか、競合他社との差別化の内容はどのようなものであるか、以上の3つの
   視点から事業をとらえていくことが事業ドメインの策定につながります。

   経営環境の変化に対応し、同業他社に対して競争優位を確保するためには、現在の
   事業環境を分析し、新たな経営戦略の策定や経営資源の再構築が求められています。

  □組織と人材をチェック 

   どんなに立派な経営戦略・経営計画を策定しても、それを実行する組織が効率的に
   機能せず、活力ある人材も存在していないとなれば、会社経営は危ういものとな
   ります。

   自社の貴重な経営資源であり、経営戦略の実行部隊である「組織と人材」について
   再点検をお勧めします。

  販売戦略をチェック 

   自社の商品・サービスの力を冷静にチェックしてみたことがあるでしょうか。

   自社の商品・サービスの他社にない特徴をつかみ、他社と継続的に差別化する
   仕組みがあるでしょうか。

   また、従来の商品・サービスだけに依存することなく、新たな商品・サービスを開拓
   していく仕組みができているでしょうか。

   どんなに優れた商品(製品)・サービスであってもお客様ニーズを満たし販売につ
   なげていく力がなければ収益にはなりません。

   商品だけでなく、たとえば梱包の状況、ネーミング、さらにはアフターサービスやメンテ
   ナンス、サービスであれば電話の応対や受付の印象も大切な要素です。   

   
  リスク管理チェック 

   企業の多くは目先の収益には関心を払いますが、災害・事故、労務問題などの
   「いざという時」の対策には関心が薄いものです。

   そのときになって取り返しのつかない事態に陥るケースも少なくありません。

   企業の規模を問わず、自社の業務上起こりうるリスクの洗い出しを行い、それに
   対する適切な対応策を事前に準備する必要があるのです。

   そうすれば、万一リスクが現実なものとなった場合でも、損失を最小限に食い止
   めることができるのです。

     危機管理の要諦は、最も悲観的に準備して、最も楽観的に対応すること。

     最悪なのは、楽観的に準備して、悲観的に対応すること。

           佐々淳行氏(元内閣総理大臣官房・内閣安全保障室長 
                   没年2018年)

   自社の「万が一」の場合における危機管理体制について再点検してみてください。

 

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